宮中(きゅうちゅう)は、茨城県鹿嶋市の地名。旧鹿島郡宮中村の一部、旧鹿島郡鹿島町宮中の一部に相当する。現行行政地名は宮中一丁目から宮中八丁目及び大字宮中。郵便番号は314-0031。
地理
鹿嶋市の地理的中央部に位置し、鹿嶋市の中心市街地でもある。地内には鹿嶋市役所や、鹿嶋警察署のほか、官公署が置かれている市内の行政上の中心地でもある。観光地としても有名な鹿島神宮も所在する。また、国道124号沿いにはロードサイド店舗等の商業施設が建ち並んでいる。
歴史
- 1591年(天正19年)2月 - 鹿島清秀が太田城で佐竹義宣に誘殺され、佐竹氏一族の佐竹義久の知行地となる。
- 1602年(慶長7年)6月 - 佐竹氏秋田移封によって佐竹氏の支配は終わり、鹿島神宮領となった。
- 1889年(明治22年) - 鹿島郡宮中村が同郡根三田村と合併し、町村制を施行。宮中村は鹿島町大字宮中となる 。
- 1985年(昭和60年)6月1日 - 大字宮中の一部で住居表示が実施され、大字宮中大字の一部が神野一丁目から神野四丁目となる。
- 1986年(昭和61年)10月1日 - 大字宮中の一部で住居表示が実施され、大字宮中の一部が宮中一丁目・宮中六丁目に編入され、城山一丁目・城山二丁目・城山四丁目が成立した。
- 1987年(昭和62年)11月6日 - 大字宮中の一部で住居表示が実施され、大字宮中の一部が城山二丁目に編入され、宮下一丁目・宮下二丁目・宮下三丁目が成立した。
- 1995年(平成7年)9月1日 - 鹿島町が大野村と合併し、市制施行。これに伴い、鹿島町宮中は鹿嶋市宮中となる。
町名の変遷
住居表示実施による町名の変遷は以下の通りである。
世帯数と人口
2017年(平成29年)7月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである。
交通
鉄道
JR東日本鹿島線が通るが鉄道駅は置かれていない。最寄駅はJR東日本鹿島神宮駅。
道路
- 国道51号
- 国道124号
- 茨城県道18号茨城鹿島線
- 茨城県道192号鹿島神宮線
施設
- 鹿島神宮
- 鹿嶋市役所
- 鹿嶋市立中央図書館
- 鹿嶋市立鹿島中学校
- 清真学園高等学校・中学校
- 鹿嶋警察署
- 国土交通省関東地方整備局常陸河川国道事務所鹿島国道出張所
- 厚生労働省茨城労働局ハローワーク常陸鹿嶋
- ショッピングセンターチェリオ
- 鹿嶋勤労文化会館
- 鹿嶋市立中央公民館
- 常陽銀行鹿島支店
- 常陽銀行鹿島東支店
- ヤマダデンキテックランド鹿島店
- ホーマック鹿嶋店
- TSUTAYA鹿嶋宮中店
- セイミヤ鹿島東店
- 鹿島バスターミナル(廃止、現在は「鹿嶋宮中」停留所)
脚注
参考文献
- 『日本歴史地名大系 第8巻 茨城県の地名 (オンデマンド版)』平凡社、2002年6月30日。ISBN 4-582-91027-0。
官報
- 「自治省告示第116号」『官報』第17506号、大蔵省印刷局、1985年6月19日、8頁。https://search.kanpoo.jp/r/19850619h17506p8-1a。2025年3月10日閲覧。
- 「自治省告示第193号」『官報』第17942号、大蔵省印刷局、1986年12月4日、9頁。https://search.kanpoo.jp/r/19861204h17942p9-17。2025年3月10日閲覧。
- 「自治省告示第33号」『官報』第18312号、大蔵省印刷局、1988年3月8日、9頁。https://search.kanpoo.jp/r/19880308h18312p9-1e。2025年3月10日閲覧。
関連項目
- 鹿嶋市
- 宮中野古墳群




