ボニファティウス6世(Bonifacius VI, ? - 896年4月26日)は、第112代ローマ教皇(在位:896年4月)。
出身はローマで、ローマ教会の司教の息子である。倫理に欠けていたとされ、ヨハネス8世により2度聖務停止されたことがある。
896年4月、先代のフォルモススの死去で東フランク王兼ローマ皇帝アルヌルフとスポレート公ランベルト・ダ・スポレートの支持者達による対立が起こり、後者の支持で教皇に選出されたが、在位わずか15日で痛風で死去した。死後898年の教会会議で教皇選出を無効にされたが1947年に教皇表に載せられ復権した。次の教皇にはステファヌス6世が選出された。
脚注
参考文献
- 『キリスト教人名辞典』日本基督教団出版局、1986年。
- P.G.マックスウェル・スチュアート著、月森左知・菅沼裕乃訳、高橋正男監修『ローマ教皇歴代誌』創元社、1999年。
- マシュー・バンソン著、長崎恵子・長崎麻子訳『ローマ教皇事典』三交社、2000年。
- 学校法人 上智学院 新カトリック大事典編纂委員会編『新カトリック大事典 第4巻』研究社、2009年。




