チャンス・アダムス(Chance Adams, 1994年8月10日 - )は、アメリカ合衆国アリゾナ州マリコパ郡スコッツデール出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのコロラド・ロッキーズ傘下所属。
経歴
プロ入りとヤンキース時代
2015年のMLBドラフト5巡目(全体153位)でニューヨーク・ヤンキースから指名され、プロ入り。契約後、傘下のA-級スタテンアイランド・ヤンキースでプロデビュー。また、A級チャールストン・リバードッグスとA 級タンパ・ヤンキースでもプレーし、3球団合計で14試合に登板して3勝1敗、防御率1.78、45奪三振を記録した。
2016年はA 級タンパとAA級トレントン・サンダーでプレーし、2球団合計で25試合(先発24試合)に登板して13勝1敗、防御率2.33、144奪三振を記録した。
2017年はAA級トレントンとAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースでプレーし、2球団合計で27試合に先発登板して15勝5敗、防御率2.45、135奪三振を記録した。
2018年にMLB.comが発表したプロスペクトランキングでは、ヤンキースの組織内で6位(シーズン途中で4位に上昇)にランクインした。シーズンでは開幕からAAA級スクラントン・ウィルクスバリでプレーし、8月4日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。メジャーデビューとなった同日のボストン・レッドソックス戦では先発して5回3失点の投球で敗戦投手となった。この年メジャーでは先発で1試合、リリーフで2試合に登板し、0勝1敗、防御率7.04、WHIP1.57だった。
2019年はリリーフ要員として前年を上回る13試合に登板し、5月25日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦でメジャー初勝利を挙げた。オフの12月18日にDFAとなった。
ロイヤルズ時代
2019年12月23日にクリスチャン・ペレスとのトレードで、ロイヤルズへ移籍した。
2020年8月24日のセントルイス・カージナルス戦でロイヤルズの選手として初登板を果たした。オフの10月にはトミー・ジョン手術を受け、11月20日にマイナー契約で傘下のAAA級オマハ・ストームチェイサーズへ配属された。
2021年はシーズンの大半をリハビリに費やし、終盤の9月に復帰を果たしてルーキー級ACLロイヤルズとAAA級オマハで計6試合に登板したが、防御率8.53と苦戦した。シーズン終了後の11月7日にFAとなった。
2022年は無所属だった。
ロッキーズ傘下時代
2023年5月15日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結んだ。
投球スタイル
内野手のようなテイクバックの小さいフォームから放る90mph台の速球とスライダーが武器である。
詳細情報
年度別投手成績
- 2020年度シーズン終了時
年度別守備成績
- 2020年度シーズン終了時
背番号
- 43(2018年)
- 35(2019年 - 同年途中)
- 72(2019年途中 - 同年終了)
- 48(2020年)
脚注
関連項目
- メジャーリーグベースボールの選手一覧 A
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Chance Adams stats MiLB.com (英語)




