ブルーラインは、内海フェリーが運航するフェリー。本項目では、2001年就航の3代目、2020年就航の4代目を取り扱う。
ブルーライン(3代目)
概要
ブルーライン(2代)の代船として、三浦造船所で建造され、2001年3月16日に就航した。
就航航路
- 高松港(サンポート高松)- 小豆島・草壁港
- 航海時間60分。本船のみで1日5往復を運航する。本船のドック期間中は、他社船を用船する。
設計
前船と比較して、旅客定員と車両積載能力が増加した。航海速力も14ノットから19.5ノットへ大幅に向上し、航海時間が10分以上短縮された。
前部マスト直後には、全方位の展望が得られる展望デッキ、旅客区画中央にはオープンエアのカフェテリアが設けられている。
ブルーライン (4代目)
概要
ブルーライン(3代)の代船として、臼杵造船所で建造され、2020年10月6日に就航した。内海フェリーの両備グループへの身売りに伴い国際フェリーの池田航路に一本化される方針となり、草壁航路は2021年3月31日をもって航路休止となった。本船は僅か数ヶ月稼働したのみで売却の方針となったが、買い手が見つからないまま約3年新岡山港で停泊していたが、HamelFerryとなり、釜山へ行った。
就航航路
- 高松港(サンポート高松)- 小豆島・草壁港
- 航海時間70分。本船のみで1日5往復を運航する。本船のドック期間中は、他社船を用船する。
- 2020年5月9日に大分の臼杵造船所にて進水式を行った。新型コロナの影響で一般見学は見送られた。同年10月6日就航
設計
前船と比較して、全長が約15メートル短く、旅客定員と車両積載能力が減少した。航海速力も19.5ノットから15.5ノットへ低下させたため、航海時間も見直され60分から70分に変更された。
かつて就航していた船舶
「ブルーライン」は、内海フェリーの当航路に就航する歴代のフェリーに1970年から使用されている船名で、初代ブルーライン (499t) は1970年就航、2代目 (699 t) は1987年就航、3代目 (999 t) は2001年就航である。 なお、当航路におけるブルーライン以前の就航船として、木造客船「ゆす丸」(昭和31年8月就航 34 t)、鋼船客船「かんかけ」(昭和36年6月就航 105 t)があった。
- ブルーライン (初代)
- 1970年11月讃岐造船で竣工・就航。496.28総トン。全長51 m、幅11.6 m、出力1000馬力x2基、航海速力13.42ノット(最大14.79ノット)。
- 旅客定員400名。
- ブルーライン (2代目)
- 1987年10月藤原造船所で竣工・就航。699総トン。全長65.8 m、幅13.8 m、出力1600馬力x2基、航海速力14ノット(最大15.8ノット)。
- 旅客定員488名。
- ブルーライン (3代目)
- 2001年3月16日三浦造船所で竣工。2001年3月19日就航。999総トン。全長85.0 m、幅14.4 m、出力4,400馬力(3,236 kW)、航海速力19.5ノット(最大20.5ノット)。
- 旅客定員550名。
- 前船と比較して、旅客定員と車両積載能力が増加した。航海速力も14ノットから19.5ノットへ大幅に向上し、航海時間が10分以上短縮された。
脚注
外部リンク
- 内海フェリー - ウェイバックマシン(2021年5月8日アーカイブ分)
- 船舶の情報と現在位置 - MarineTraffic.com




