フラアンジェリコ(欧字名:Fra Angelico、2008年5月24日 - )は、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2015年の京成杯オータムハンデキャップ。
馬名の由来は、画家グイード・ディ・ピエトロの通称名(天使のような修道士の意)より。
経歴
2歳 - 6歳(2010年 - 2014年)
2010年12月18日、阪神競馬場6レースの2歳新馬戦(芝1400m)でデビューし3着。3戦目からはダートに転向し、通算6戦目となった2011年6月19日の函館競馬場・3歳未勝利戦(ダート1700m)で初勝利を収めた。その後は条件クラスで出走を重ね、5歳春からは芝に再転向。
6歳7月、1600万下の五稜郭ステークスを勝利し、31戦目でようやくのオープン入りを果たした。11月に初の重賞挑戦で出走した福島記念は単勝40.3倍の13番人気と伏兵扱いだったが、上り最速の脚で前方集団に迫り、ミトラから1馬身1/4差の2着に好走した。
7歳・8歳(2015年・2016年)
7歳9月の京成杯オータムハンデキャップは前走の七夕賞、前々走のダービー卿チャレンジトロフィーで共に二桁順位だったこともあり、単勝62.7倍の13番人気と期待されていなかったが、最後方から最軽量53キロのハンデを生かす形で脚を伸ばすと、最後はゴール寸前で10番人気エキストラエンドを差し切り念願の重賞初優勝を果たした。3着には7番人気のヤングマンパワーが入り、三連単の払い戻しが222万7820円に達する大波乱の決着となった。10月には初のGI挑戦でスプリンターズステークスに出走したが、最下位15着に敗れる。
その後は4戦して全て9着以下に沈み、2016年5月25日付で競走馬登録を抹消され引退した。
引退後
引退後、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで乗馬になった。現在は三重県伊賀市のクレイン三重で繋養されている。
競走成績
以下の内容は、JBISサーチ、netkeiba.comに基づく。
血統表
- 半姉エガオヲミセテ(父サンデーサイレンス)は1998年阪神牝馬特別、1999年マイラーズカップ優勝馬。半兄でエガオヲミセテの全弟オレハマッテルゼは2006年高松宮記念、京王杯スプリングカップ優勝馬。
- 祖母ダイナカールは1983年優駿牝馬優勝馬。
- 叔母に1996年優駿牝馬など重賞7勝のエアグルーヴ。その産駒にはアドマイヤグルーヴ、フォゲッタブル、ルーラーシップ、グルヴェイグなどの活躍馬がいる。
脚注
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ




