久邇 朝尊(くに あさたか、1959年〈昭和34年〉10月30日 - )は、日本の旧皇族 (久邇宮) の子孫。伊勢神宮大宮司、神宮司庁代表役員、日本会議顧問。今上天皇(徳仁)の再従兄弟にあたる。久邇家第5代。北朝第3代崇光天皇男系20世孫 (伏見宮邦家親王男系5世孫) 。叔祖母(おおおば)は香淳皇后。
生涯
1959年(昭和34年)、邦昭王の長男として、東京都に生まれる。1983年(昭和58年)、学習院大学法学部を卒業し、三菱商事株式会社に入社した。2009年(平成21年)、三菱商事ファイナンシャルサービス株式会社アカウンティングセンター長に就任、2015年(平成27年)には同社監査役に就任した。2018年(平成30年)、株式会社メタルワン監査役に就任し、2021年(令和3年)6月まで務めた。2022年(令和4年)7月5日、自身の再従弟にあたる今上天皇の勅裁を得て、小松揮世久後任の神宮大宮司に就任した。同月、日本会議顧問に就任。
血縁
- 曾祖父:久邇宮邦彦王(皇族、陸軍大将)
- 曾祖母:邦彦王妃俔子(皇族、薩摩藩主島津忠義8女)
- 曾祖父:伏見宮博恭王(皇族、元帥、軍令部総長)
- 曾祖母:博恭王妃経子(皇族、征夷大将軍徳川慶喜9女)
- 祖父:久邇宮朝融王(皇族、海軍中将)
- 祖母:知子女王(皇族)
- 父:久邇邦昭(旧皇族、伊勢神宮大宮司、神社本庁統理)
- 母:久邇正子 - 弘世現3女
- 弟:久邇邦晴
- 妹:久邇晃子
- 妻:久邇良子(東京学芸大学教授) - 山本誠長女
系譜
旧皇族、久邇宮家の血を引いており、今上天皇の再従兄に当たるなど、現皇室とも血縁的に極めて近いことから、21世紀以降に表面化した、皇族男子(親王・王)の不足による皇位継承問題や旧皇族の皇籍復帰が議論される中で、その存在が注目を集めている。
- 人物注釈
脚注
注釈
書籍出典
ウェブサイト出典
参考文献
書籍
- 『平成新修旧華族家系大成』上巻、霞会館編、吉川弘文館、1996年。
新聞記事
- 「神宮大宮司に久邇朝尊氏:天皇陛下の御裁可を仰ぎ」『神社新報』第3595号、2022年7月11日。




